Thursday, October 02, 2008

Tokyo Book Fair #3



Tokyo Book Fair #3
We sew words, and we are connected.
ことばを縫う。そして私たちはつながる。


2008年10月25日(土)~26日(日)
1:00pm~10:00pm頃まで

@ poetry in the kitchen
東京都文京区水道1-2-6 タトルビル2F




大きな地図で見る

TEL:03-3812-6434
FAX:03-5684-0139
Email: poetryinthekitchen(at)y5.dion.ne.jp


Tokyo Book Fairは、普段書店では流通していないD.I.Y.のジンや本が中心のブックフェア。今年は「ことばを縫う。そして私たちはつながる。」というテーマで、前回までのフェアーや、フェアーの会場「ポエトリー・イン・ザ・キッチン」で生まれたつながりを生かして、手を動かしながらにぎやかに、D.I.Y.生産物とそのネットワークの豊かさをあらためて確認したいと思います。ぜひ気軽にご参加ください!
入場料はフリーですが、食事やドリンク、機材などにはカンパをお願いします。


-

スケジュール:10月25日(土)

<以下、現段階での予定です。>

1. 頭と手先を動かすDIYワークショップ

 (DIYワークショップ開催予定内容)
 ・一人一ジン
 ・一人一枚Tシャツ
 ・ラミネーターバッジ
 ・電動ミシン始めの一歩
  などなど

 *材料費など、カンパ宜しくお願いします。
 *アメリカのクラフト・シーンをまとめた本「HANDMADE NATION」と、複製大歓迎のポリティカル・イメージ集「REPRODUCE & REVOLT」を置いておきます。どんどん利用してください。

 (終日)
 

2. ジン・トーク
 
 「Tokyo Book Fairについて」
 佐藤由美子(TRANSISTOR PRESS)
 +成田圭祐(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)
 
 「ジン・シーンのこのごろ」
 野中モモ(Lilmag)
 
 (16:00頃からを予定)


3. リーディング+トーク
 
 「ミサコとビートとエトセトラ(仮)」
 ヤリタミサコ
 
 (19:00頃から)


4. ジン・アピール・タイム&オープン・マイク
 
 自分のジンや出版物を持って来て紹介して下さい。
 会場での販売・配布も自由です。飛び入りも歓迎!
 
 (2、3以外の時間)


-

スケジュール:10月26日(日)

<以下、現段階での予定です。>

1. 頭と手先を動かすDIYワークショップ

 (DIYワークショップ開催予定内容)
 ・一人一ジン
 ・一人一枚Tシャツ
 ・ラミネーターバッジ
 ・電動ミシン始めの一歩
  などなど

 *材料費など、カンパ宜しくお願いします。
 *アメリカのクラフト・シーンをまとめた本「HANDMADE NATION」と、複製大歓迎のポリティカル・イメージ集「REPRODUCE & REVOLT」を置いておきます。どんどん利用してください。
 (終日)


2. ジン・リーディング・タイム&オープン・マイク
 
 自分が大好きなジンの文章(もちろん自分のものでもい
 い)を読みあったり、言いたいことをマイクで言おう。
 
 (3、4以外の時間)


3. D.I.Y.映像上映
 

『Tactical Tourist (15 min)』 - Dara Greenwald
 元警察官舎だったというスクワットには、海賊大学があり、またソーイング・サークルがあったり、捨てられたPCマウスからセックス・トイが作られたり、全部タダの古着屋があったりする…… バルセロナのスクワット・シーンの「一部」(バルセロナにはスクワットがわんさかあるので)を収めたビデオ・クリップ。



『泳げたい焼きくん、泳げ!(5 min)』- Jim Ostrycharczyk
 始めは解放感が必要。日本は初めて。ポピユラーソングをわたしなりに解釈した。たい焼きくんが自分を解き放し川に入ると、オリジナルでは、漁師に釣られ食べられてしまう。私はそのたい焼きを解き放した。 そして、「たい焼き解放最前線」のバッジを作った。 そのバッジを見た人達が興味津々に声をかけてきた。


 ほか
 
 (15:00頃から)


4. ヘッドフォン・コンサート



 たくさんのヘッドフォンを用意。そしてライブ!
 le placard:
 http://leplacard.jp/2008/tokyo1/
 
 (17:00頃から休み休み、終わりまで)


-

出店ブース

<以下、現段階での予定です。>




Boo Zine



Hair Zine



IRREGULAR RHYTHM ASYLUM



Junkhouse Dollyard



Lilmag Store



Noack-Ostrycharczyk



NU☆MAN



P-heavy (クラフト部)



planet news bookstore - Transistor Press



Team Kathy



フォルマーレ・ラ・ルーチェ



模索舍


- - - - - - - - - - - - - - - -



抵抗食の会(仮)



ベジ食堂(お菓子部)


ほか



-

展示



Josh MacPhee(とJust Seeds)によるシルクスクリーン・ポスターを展示。

ジョシュ・マクフィー (Josh MacPhee):
アメリカ・ニューヨーク在住のアーティスト。アクティヴィスト・アーティスト・コレクティブ「Just Seeds」のメンバー。著書に『Stencil Pirates』(Soft Skull Press 2004)、『Realizing The Impossible』(AK Press 2007) 、『Signs of Change: Social Movement Cultures Since the 1960's to Presant』(AK Press 近刊)がある。


-

Saturday, September 15, 2007

Tokyo Book Fair #2


Tokyo Book Fair #2
国とか主人はいらないけど本は必要。
絶対にね!


2007年9月15日(土)〜17日(月・祝)
1:00pm〜10:00pm頃まで

@ poetry in the kitchen
東京都文京区水道1-2-6 タトルビル2F
TEL:03-3812-6434
FAX:03-5684-0139
Email: poetryinthekitchen(at)y5.dion.ne.jp

普段書店では流通していない、スタイルよりもスピリッツがある骨太なDIYの本や雑誌を応援するフェアです。
第1回目のスローガン「帝国よりも大きくゆるやかに」も忘れずに、読んだり、食べたり、作ったり。
楽しくおしゃべりしながら、興味あることに手を動かしてみて!
フェアが終わる頃には、一人一人の心の中に新しい何かが生まれることを願っています。

開催場所は、飯田橋にあるpoetry in the kitchen。
入場料はフリーですが、食事やドリンク、機材の使用時にはカンパをお願いします。
普段書店では買えない内外のDIYの本や雑誌などを買う事もできます。
*食事の出店は、抵抗食の会(仮)に依頼中。

今年もへなちょこモードで、エンジン全開!
3日間連続で開催します。
ぜひ遊びに来て下さい。

スケジュール

9月15日(土)

1.ZINE シンポジウム@東京
Lilmag Store(リルマグストア)*a主催の野中モモさんと一緒に、企画進行中。シンポジウム参加者などは当日までのお楽しみ。


2. DIY手帳プロジェクト・ミーティング by G12(Gang of 12)
IRAで毎年完売するSlingshot Collective(Berkeley,CA)が発行しているORGANIZERに刺激を受けて、東京ブックフェア発信の手帳の制作をスタートさせます。私たちにとって本当に必要な情報って? 
最初の編集会議をブックフェア会場で開催。

3. Songlines for zine
DIYで制作したzineを持って内外を旅する人のために、
一人が知っている情報をみんなで共有するための地図作り。
スタートは、飲んだり食べたりしながら、お互いの情報を共有することから。
ウエブからの情報では知り得ない、地図にない場所や風や水が伝えてくれることなど、五感をフル稼働させて感じとったことを伝え欲しい。


4. DVD上映会(寝っころがっても大丈夫)
『華氏451』、『善き人のためのソナタ』、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』などなど参考上映の候補を検討中。


9月16日(日)

1.頭と手先を動かすDIYワークショップ
 (DIYワークショップ開催予定内容)
 ・一人一枚Tシャツ
 ・ラミネーターバッジ
 ・古コンピューター再生(フリーOS、リナックスを使って)
 ・電動ミシン最初の一歩
 ・チープでかわいいペーパークラフトカーテン作り

 *材料費など、カンパ宜しくお願いします。

2. 『素人の乱』ビデオ上映会
  中村友紀監督
  カンパ:1000円(ワンドリンク付)
 (夕方、辺りが薄暗くなってきた頃から上映します)


9月17日(月)

1. 猫が知ってるアナーキー*b
走らず焦らずじっと佇んでいる無秩序な「キャットラン」*cのような空間で
猫が知ってるアナーキーについて、ちょっとだけ考えたりしてみよう。
のんびり寛いだり、心のおもむくまま何かを作ったり書いたりしてみてもいいかも。それとも丸くなって昼寝?
縁側でくつろいでいるようなのんびり空気で迎えてくれる「のびのびカフェ」が、コーヒーや焼き菓子を提供してくれるかも。
MOMO NIJI BASKET(フルーツバスケットのような遊び)で遊んだり、踊りたくなったら踊ってもいいし。
夜になったら、そろそろ動きだそう。
オープンマイクが始めるから!

2.  zineにも役立つ初心者向けの製本ワークショップ
  午後3時ぐらいからスタート。
  by シトラスプレス

3. オープンマイク/クロージングイベント
夜の7時ぐらいから開催予定。
BOZEのラジカセを使ったコンパクトで高品質なPAシステムを使ったオープンマイク。
詩の朗読、歌、楽器の演奏、コント等自由にご参加下さい。
参加希望の方は、以下のe-mailアドレスにご連絡下さい。
状況によっては当日の飛び入り参加も可能ですが、会場の環境上、騒音に匹敵するほど極度に大きな音や震動を出すもの、長時間を要する演目等はお断りさせていただく場合もあります。
email: poetryinthekitchen8(at)y5.dion.ne.jp


(補足)
*a
Lilmag Store(リルマグストア)は、ZINE(ジン)/ミニコミ/アーティストブック、多種多様なインディペンデント・パブリッシング、世界の同人誌・同人誌の世界、アートとサウンド、クラフトとD.I.Y.……などなどを扱う小さなオンラインショップです。http://lilmag.org/

*b
アンリ・カルティエ=ブレッソン「知られざる全貌」展の図録に掲載されていた以下の言葉がきっかけになっています。
またこの言葉は、『Vanity Fair』No.511, P147 インタビュー記事からの抜粋されたものです。


確かに私は反逆者(アナーキスト)だ。
なぜなら私は生きているから。
人生は挑発なのだ・・・・・。
私は権力を持つ人々や彼らを権威づけるものすべてに逆らう。
アングロサクソンはアナーキズムが何であるかを学ばなければならない。
彼らにとってそれは暴力なのだ。
猫は無秩序(アナーキー)が何であるか知っている。
猫に尋ねるがいい。
猫はわかっている。
彼らは規律や権威に逆らう。
犬は従うようにしつけられるが、猫はそんなふうにしつけられない。
猫は混沌をもたらす。自由論者ーそれが人生だ。

“I’m an anarchist, yes, ”he explains. “Because I’m alive. Life is a provocation... I’m against people in power and what that imposes upon them. Anglo-Saxons have to learn what anarchism is. For them, it’s violence. A cat knows what anarchy is .Ask a cat. A cat understands. They’re against discipline and authority. A dog is trained to obey. Cats can’t be. Cats bring on chaos. Libertarianism- c’est la vie.

*c
管理された都会の公園に見られる、柵などで囲まれた飼い犬たちのフリースペース「ドックラン」とは対極の場所。「キャットラン」の存在に関しては、まだ確認されていない。

ブース

●ブックフェア出店予定ブース

IRA(イレギュラー・リズム・アサイラム)

Lilmag Store

song for you

planet news bookstore

チーム・キャシー

シトラスプレス

模索舍

抵抗食の会(仮)

地図



この地図も参考にしてください。

Saturday, December 16, 2006

Tokyo Book Fair #1



Tokyo Book Fair #1
Vaster than Empires and More Slow
帝国よりも大きくゆるやかに

2006年12月 16日& 17日
1:00pm~11:00pm
@ poetry in the kitchen
東京都文京区水道1-2-6 タトルビル2F
TEL:03-3812-6434


東京ブックフェアは、普段書店では流通していないDIYの本や雑誌が中心のブックフェア。
名前に負けず劣らず、非利益で細々としています。
開催場所は、飯田橋にオープンしたばかりのコミュニティスペースpoetry in the kitchen。
入場料はフリーですが、食事やドリンク、機材などにはカンパをお願いします。

*このブックフェア開催のきっかけの一つとなった石垣りんさんの詩「雪崩のとき」を添付します。ぜひ事前に読んでみて下さい。


スケジュール

12月16日(土)
D.I.Y. for book lovers

街は師走の慌ただしさだというのに
この日、この場所には何の予定もありません。
でも、こんな道具たちが待機しています。

Tシャツくん
プリントごっご
モノクロコピー機
ステンシル材料
スプレー
布や紙の端切れ
安全ピン
ノリ、テープ、カッター、マジックペンetc. etc.

そして沢山の本や雑誌。

喉がかわいたらcafé resistが、サパティスタコーヒー
お腹がすいたときには、抵抗食の会(仮)
体も心も元気になれる美味しい料理を提供くれます。
日暮れ前には、きっと何かが始まっているかも?


12月17日
Village of book lovers

本を読む、見る、聴く、詠う、踊る・・・・
2日目は、細々といろいろなイヴェントが動き出します。
参加料はフリー。


3:00pm~ 絵本リーディング

『いちばん美しいクモの巣』 
アシューラ・K・ル=グウィン作
長田弘 訳
ジェイムズ・ブランスマン絵
読み手:森美樹(少女小説家)


4:00pm~ サルサ・ダンス

サルサやキューバ音楽の歴史についてのお話を聞いた後、名曲「グアンタナメラ」に合わせて踊ります。今回踊る「グアンタナメラ」は、キューバの革命詩人ホセ・マルティの詩が使われた方のバージョンを使います。
ダンス指導:Rio(Salsa Fresca)


6:00pm~ ポエトリー・リーディング

リーディング参加予定者は、読む予定の詩をA4サイズの紙に書いて来て下さい。ポエトリー・リーディング終了後に、参加者の原稿をコピーして、その場で製本作業をします。帰りには参加者一人一人、できたての本を持って帰って下さい。

ブース

IRREGULAR RHYTHM ASYLUM

新宿にあるインフォ・ショップ。国内外の自主制作・非メインストリーム (=DIY) の音楽、ジン、ミニコミ、グッズ、などを取り揃えてます。物を売買するだけではなく、日の当たらない場所に追いやられている(もしくは日の当たらない場所を好む)人や情報が自由に交差する場でもあります。トーキョー・ブック・フェアーの12月16日、17日は、新宿のお店は閉めてますが、ブックフェアーのほうで営業してます。

イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
Tel/Fax: 03-3352-6916
irregular(at)sanpal.co.jp
http://a.sanpal.co.jp/irregular
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/
Open 13:00 - Close 20:00 (水曜除く)

Tokyo Book Fairフライヤー




フライヤー・ダウンロード (PDF 5.2MB)

雪崩のとき

雪崩のとき

人は
その時が来たのだ、という

雪崩のおこるのは
雪崩の季節がきたため と。

武装を捨てた頃の
あの永世の誓いや心の平静
世界の国々の権力や争いをそとにした

つつましい民族の冬ごもりは
色々な不自由があつても
また良いものであつた。

平和
永遠の平和
平和一色の銀世界
そうだ、平和という言葉が
この狭くなつた日本の国土に
粉雪のように舞い
どっさり降り積つていた。

私は破れた靴下を繕い
編物などしながら時々手を休め
外を眺めたものだ
そして ほつ、とする
ここにはもう爆弾の炸裂も火の色もない
世界に覇を競う国に住むより
このほうが私の生きかたに合つている
と考えたりした。

それも過ぎてみれば束の間で
まだととのえた焚木もきれぬまに
人はざわめき出し
その時が来た、という
季節にはさからえないのだ、と。

雪はとうに降りやんでしまつた、
降り積つた雪の下には
もうちいさく 野心や、 いつわりや
欲望の芽がかくされていて
“すべてそうなつてきたのだから
仕方がないと”いうひとつの言葉が
遠い嶺のあたりでころげ出すと
もう他の雪をさそって
しかたがない、しかたがない
しかたがない
と、落ちてくる。

ああ あの雪崩、
あの言葉の
だんだん勢いづき
次第に拡がつてくるのが
それが近づいてくるのが

私にはきこえる
私にはきこえる。


1951.1 石垣りん詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』より

Quiver Distro



つい最近、IRREGULAR RHYTHM ASYLUM宛に、米サンタ・クルズ のQUIVER DISTROから、大量のジンが送られてきました。せっかくなので、今回のブックフェアーでみなさんと共有したいと思います。